内君おめでとう。



内君がおうちから出ると、おうちの前に白い手袋が落ちていました。
内君がそれを拾って歩き始めると、今度はピンクのヘルメットが落ちていました。
それも拾って更に歩き進めると、今度はピンクのツナギが落ちていました。
それも拾って歩き出そうとすると、向こうからどたどたと足音が聞こえてきて、
カラフルなツナギを着たお兄ちゃんたちが駆けてきました。


黄「はよそれ着ろや!」
紫「いきなりキレてどないすんねん」
橙「うっちー、着てみてやー」
青「絶対似合うでー」


真昼間の公道で着替えを強要するお兄ちゃん達。


黒「おー、やっぱ似合うなぁ!ほい、これやるわ」

桃「・・・?なん、これ?」
赤「ピンクレンジャーのアイコンや」
黒「これ持ってWEBにもこっそりかえってきたらええねん。
  どうせ事務所の人間も俺らんことなんかあんま気にしてへんからバレへんバレへん」
赤「またWEBでムー大陸がどうのこうの言うとったらえぇねん、俺は乗っかってはやらんけど」
黒「俺も乗っからんけど」
橙「俺は乗っかったるよ!」
青「俺も乗っかるで!」
緑「・・・なんかムー大陸っておいしそうな響きやなぁ。もちもちしてそうやない?」
紫「お前は食いもんから離れぇよ・・・」



内君22歳おめでとー。




何だかおバカさんブームだとかなんとか、
そういう「キャラ」でめちゃめちゃ人気や認知度が上がっていってる人がたくさんいて、
それはそれで処世術の一つで全くもって構わないけど、
えぇ、何と言うか、私の中での「アホ可愛い」の最高峰である内君に、
ぜひともヘキサゴンに出て欲しかったと。
もう今の一種気持ち悪いほどに紳助さんの持ち駒化したタレントばかりのヘキサゴンではなく、
初期の頃のね。
「おバカ」ということがこんなにウケるなら、内君なんて顔はもう超可愛いし最高だったのに。
D誌で、年上の友達が多いって言ってたけど、
それはお兄ちゃんたちも含まれると思っていいですか?
人は普通、「甘やかされてる人間」を見ると不愉快になるものです。
「甘やかされてることを享受している人間」を見てもそうです。
一種の理不尽さを感じるからだと思います。
でも時々、「甘やかし、甘やかされてる」その光景に、涙が出るほど嬉しい気持ちになるものがあります。
それは受け手の捉え方一つだということも分かっています。
「お前はホンマに可愛いなぁ」の、「可愛い」が、顔形のことを言ってるんじゃないことは、
本人も重々承知してるだろうけど、「可愛い」という言葉の言外に含まれる愛情も承知してるだろうけど、
本人や言った人間よりも、それを見聞した人間が幸せな気分になれるという、
アイドルとして最大の武器を持ってる人たちです本当に。
最大の武器を最大の武器たらしめる最後のかけらがまだ戻ってきてないので、
有効に使うことが出来ないので、どうか早く最高で最強の武器を。