おめでとう。
聖君、誕生日おめでとう。
聖君が生まれてきたのは、聖君のご両親のお陰で、
そのご両親が生まれてきたのは、そのまたご両親のお陰で、
その方たちがご飯を食べられるのは、お米を作ってくれる人たちが
いるからで、寒さをしのげるのは、服を作ってくれる人たちがいるからで、
その服を作るための糸を作る人がいて、その人が住む家を
作る人がいて、そうやって考えていったら、
世界中、きっとつながりの無い人なんてどこにもいなくて、
アホみたいにいがみ合ったり殺しあったりしてる場合じゃなくて、
たくさんの人たちが支えるたくさんの生活にありがとうを言って、
そして、
たくさんの偶然と必然と、瞬間と永遠にありがとうを。
これは間違ってると、心の底では思ってることでも、
きっとやらないといけない事もこれからどんどん出てきて、
でも、自分で「間違ってる」と認識してるなら、それは間違いじゃないから。
柔軟な頭を持つこと、融通が利くこと、は、
長いものに巻かれる、臭いものにフタをする、と一緒ではないから。
芯が強く硬く立っているせいで、しなることが出来ずに傷付いても、
その傷を癒してくれるひとたちがきっとたくさんいるから。
真っ直ぐな瞳が、いつまでも真っ直ぐを向いたまま、
聖君にとっての二十歳が、幸せな一年でありますように・・・・