号泣。



中学生1年の頃に一度見て、
その時は普通に、まぁ大人向けのファンタジー?くらいに思ってた「フィールド・オブ・ドリームス」。
28歳の今になってもっかい見たら、号泣。
これ、でも多分男の人の感覚で見た方が心にくるものがあると思う。
私も男の部分の感覚で見たからの号泣っぷりだし。
あと野球。やっぱ野球が好きな人間にはたまらないものがある。
レビューとか見たら最後のシーンで泣いたって人多いみたいやけど、
もう私は始めの方のシューレス・ジョーが語る、
「球場のにおいを鼻に感じ、芝生を足に感じた」ってセリフで涙出てきたしね!
そのあともたびたび出てくる、野球への人々の想いやセリフにずっと泣ける。
野球選手になりたかった医師の、
「人生の節目となる瞬間は、自分ではそれと分からない。
"また機会があるさ"と思ったが、実際はそれが最初で最後だった」
ってセリフの、その「来なかった機会」を夢見たり欲しがったり、
そういう大人の幻想が、あの野球場にはあるんよな。
ファンタジーなのに、宗教色が全く無いのは、アメリカの野球文化が全面に出てるからだろうし。
「まぶしくて目が痛いほどの青い空、球を打った時の腕の感覚、
2塁で止まらず果敢に頭から3塁に滑り込みベースを腕で抱き込む、それが私の夢だよ」
このセリフにも泣く。野球をしたことある人間なら、野球を好きな人間なら、
泣かずにはいられないセリフやシチュエーションがいっぱい出てくる。
「すばらしい天気の午後、シャツ姿で・・・そして、ベースラインの近くに席があることを思い出す。
子供の頃、そこから自分たちの英雄を応援した。そして試合を見る。
魔法の水に身を浸してる気分でね。
手で払いのけるほど濃い思い出が甦る。
長い年月、変わらなかったのは野球だけだ。
アメリカは驀進するスチーム・ローラー。
すべてが崩れ、再建され、また崩れる。
だが野球はその中で踏みこたえた。
野球のグラウンドとゲームは、この国の歴史の一部だ。
失われた善が再び甦る可能性を、示してくれてる」
トウモロコシ畑の中に浮かぶ夢と現実の境目の野球場。
人が後悔したり見失ったり忘れてしまう年月の中の夢見る部分を、
それを少しでも持ってればバカにしなければ、
誰にだってあの球場であの選手たちの野球を見られるんかな。
最後もやっぱり泣いた。「戻らない時間」の中の大切なものを、
いつまでも忘れない大人はたくさんいるんだよね。
子供には最初から見えてるし。
DVD買おーっと。
そんで。こんな奥さんだったら、絶対男は最後は家に帰ってくるよな。
はー。
そして野球はやっぱり「野」でやるもんだろ。青空を感じられないドーム野球なんかクソ食らえ。
色んな状況がドームを必要としてても、「野球」と銘打つものはやっぱり空の下でやって欲しい。
最後に大好きな小林茂の言葉を書いておく。
「人生のバッターボックスに立ったら、見送りの三振だけはするなよ」
ホンマにね!
絶対に打てないと分かってる球でも、
背中へし折れそうなほどフルスイングし続ける人間でいたいよね!
あー野球してぇ!






さ、「24 リデンプション」を見ようかね。