♪時をこーえてー、
♪あなたにーあえーてー、
歌いだされた瞬間、明治安田生命のCMしか頭に浮かばんかった。
CMの力の凄さを思い知った。
落ち着いたコンサートで、
「歌を聴く」に終始した、コンサートの本分と言えば本分が凝縮されたコンサート。
めっちゃ感動したし良かったのに、
コンサート行く前に見た映画(DVD)があまりにも素晴らし過ぎてクリティカルヒット過ぎて、
コンサート中もぼんやりその映画のことを考えてしまう有り様。
メモしとこう。
ホンマにこんなに見終わった後も引きずる映画なんか何年振りやろう。




【ミスト】
映画館で観られんくて、やっとDVDになって借りて見たけど・・・。
S・キングの原作は読んでないし、原作のラストとは違うようやし、
でもS・キングの小説の、「何か得体の知れないものから身を護る」系恐怖はよく出てたし、
出てる役者さんもみんな演技上手いし、そしてラストだよ、もう完璧。
やられた。
もうめっちゃ大好き。こういうんがめっちゃ好き。
ケン・ローチ監督の「ケス」
フランソワ・トリフォー監督の「大人は判ってくれない」
のラストと同じくらいの「えー、これー」具合と、
キンバリー・ピアース監督の「ボーイズ・ドント・クライ」、
ラース・フォン・トリアー監督の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、
ダニス・ダノヴィッチ監督の「ノー・マンズ・ランド」、
のラストと同じくらいのやり切れなさ、
そしてデヴィット・フィンチャー監督の「セブン」と同じかそれ以上の後味の悪さ。
ハッピーエンド嗜好の人には絶対受けない、ってか、万人受けは絶対しない映画だけど、
上記した映画が好きな人なら絶対好き。
もう本当にひっさびさに、傑作!と手放しで思った。マジですごい。
こういうジャンルの映画で2時間もあって一時も飽きさせない画面展開や音楽も素晴らしいし、
ありがちな、「結局一番の恐怖は人間」ってことなんだけど、
理不尽というか、世の中そううまくは回らないんだよ、
物語の主人公はいつも正しいとは、救われるとは限らないんだよ的なラストで、
その王道精神的パニック恐怖も消化されるし。
あーん、これ見た人とめっちゃ語りたいー!
ホンマに怖かった。途中の何かと戦うのも怖いけど、
狂信的な女に皆が煽られて狂気で満たされて同じ人間を殺しにかかるのも怖い。
集団心理がホンマに怖い。
妄信的な、自分の考えや信念に固執するんがめっちゃ怖い。
「CUBE」もそうやったけど、自分以外の人間の考えとかが一つの空間に混じった時の、
自分以外を受け入れようとしない、自分の選択が一番だと過信する、
そしてそれを人にも押し付ける、そういうのがめっちゃ怖い。
自分もそうなんだろうと思うとめっちゃ怖い。
その時一番良かれと思ってやった選択が最大の間違いになるかも知れんってのもめっちゃ怖い。
もうホンマにめっちゃ怖い。
てかホンマにこのラストー!そうくるか、と思ったよー。
いやーいい。ってかめっちゃ何かぐるぐる考えさせられる。
ハッピーな映画も好きやけど、何だかんだと胸に残るのはこういう映画なんだよねー。




ついでに。
【俺たちフィギアスケーター】
バカバカしいのにちょっとぐっとくるところもあるし、
細かいジョーク、ワルノリが満載でとりあえず笑える。
有名スケーターとかがノリノリで出演してるのもアメリカならではのフランクさでいいなー。
チャリエンとかオースティンパワーズとかみたいに何も考えずに見られていい。




あ!ガイド買うの忘れた!エイト表紙やんね!
福岡の友達も来年初め式挙げるから行かなあかんー。
来年もずーっとご祝儀を払い続けるのか・・・。


あと、スターを付けて下さった方、ありがとうございました。
ありがたい以上に申し訳ない気持ちが大き過ぎてどう反応していいのか分からないのですが・・・。
ありがとうございます。