マナー。



『無作法とは、弱い人間が強い人間を真似するときに出てくる/エリー・ホッファー』


「エイト+マナー」というワードで検索してこられる方が多かったり、
メールでも愛媛であったことをちょっとおっしゃられてこられた方がいたりで、
マナーについてとか、もう書くつもり無かったんですが・・・。
・・・久し振りに色んなブログを拝見させて頂きましたが、
マナーとかに言及してらっしゃるのは10代とか、若いお嬢さん方が殆どで、
いや、ほんと、私みたいな年齢の人間が、こういうとこで、
こういう話題を上げるのは、八百屋さんの前で、
「トマトの旬は夏だよ!」とか言ってるのと同じくらい恥ずかしいんですが・・・。


ちょっと(?)冷めてて毒を含んでるので、ダメな方はスルーで。




















愛媛で、しかも自分も入った2部での、丸山君へのうちわの件は、
メール頂くまで本当に知りませんでした。
移動する人はちょろっといたけど、そこまでひどい行動を取ってる人はいないように見えたし、
メンバーも終始楽しそうだと感じてたんですが
(とか言って、横山君ばっか見てた私にどこまで広く見渡せてたか謎ですが・・・)。


私達多くの一般人が、「ローリスク・ローリーターン」で仕事をしているとしたら、
芸能人は、「ハイリスク・ハイリターン」な仕事の上の方に君臨する職業だと思ってます。
言ってしまえば、「誹謗中傷を受けるのも仕事のうち」。
前にKAT/TUNがストーキングじみた行為を取られる、雑誌とかでも、
マナーの悪さに注意を促していた時にも書きましたが、
「芸能人であるが故に受けられる特典」をもらう代わりに、
「芸能人であるが故に与えられるリスク」も請け負わなきゃいけないんだと思います。
ってか、芸能人じゃなくったって、
ある商品を卸してきた業者なり製造元に落ち度があっても、
何か不具合のある商品を売ってしまったら、そしてそれを非難されたら、
真っ先にこちらが頭を下げてお客さんに謝らないといけないし、
どんなに理不尽だと思うような非難や中傷でも、
それも受け入れて頭を下げるのが「仕事」なんだから。
上3人を筆頭に、こんなことより酷いことを言われたりされたりしてきただろうし、
それが今回みたいに見ず知らずの一般人ならともかく、
自分らを取り囲む玄人に人から辛辣なことを言われたりされてきただろうし、
そういうのも分かった上で、芸能人として、アイドルとして、
仕事をしてお金を貰ってるんだから、
そこらへんの覚悟はいい加減出来てるはずです。
というよりそんな覚悟も無い人間は社会人として通用しない。


だからって、誹謗中傷をしていい、なんて、全く思ってないですし、
これ、初めて知った時は、意味分からん過ぎて泣きそうになったし、
どんなに仕事だと割り切っていても、傷付く心は無くならないし、
正直言ってしまえば腹立つけど。
本当に意味分からんし。何でそんな人がコンサート来るんだろ。




客席登場でメンバーが色んなところ触られたり叩かれたり引っ張られたりの件は、
だからその演出やめればいいのに。
どんなに引っ張られても、席移動してきてまで触ろうとする人にでも、
常に笑顔を振り撒く山田さんたちは、アイドルとしては満点かも知れませんが、
嫌悪感を隠しもしないで睨んだり手を振り払ったりする錦戸君は、
人間として満点なんでしょう、アイドルとしてはダメでも。


何より、「客席登場」の演出が、「特異」であることを分かってるのかと思ってしまう。
かなり色んなアーティストさんのライブとか行きましたが、
ジャニーズのような、あんな客席の真ん中に立つような演出、
他では見たことないです(海外のバンドとか、まぁ日本のでも、
テンションあがってきて、客席に落ちて転がる、とかは別で)。
そんな演出しなくったって、お客さんを楽しますことが出来るパフォーマンスのスキル、
持ってるじゃないですか。すばる君の歌、別に目の前で歌ってくれなきゃ嫌だ、とか、
絶対思わないでしょう。肉眼では確認し辛いくらい遠くにいても、
あの人の歌は響いてくるでしょう。
レンジャーだって、遠くから舞台上で演じて遊んでる彼ら見てるだけで充分楽しい。
不機嫌な顔見せられるくらいなら、近くになんか来なくていいので、
固定されたステージの上で、最高のパフォーマンスを見せて欲しい。
レッチリのライブでテンションMAXやったー!って錦戸君言ってたけど、
アンソニーは客席登場してないっしょ?
それでもテンションMAXになるっしょ?そういうことだよ。




っていうか、根本的に、「マナー」って何だろ。
前に、自分は絶対マナー違反してないって書いたけど、
今回みたいに、誰かのソロを座って聴いたりしたら、
そのメンバーを好きな人にしたら、立って聴けよ、って、
不愉快に思ったかも知れない。
そうやって誰かを不快な気分にさせることがマナー違反なら、
私もやっぱりマナーは守れてないんでしょう。


「主観」と「客観」の違いがあるんだけど。


席移動というマナー違反をしている人にまで笑顔で対応するメンバーも悪いとか、
投げ入れられるタオルを汗ふいて返したり、
渡されたTシャツを着てみたり、
一人の人に抱きついてみたり、
そういう特定の人にだけのサービスを快く思わない人もいて、
でも、もしかしたら、
そこに友達の妹さんがいたのかも知れない、
知り合いの娘さんだったのかも知れない。
一定方向や視線、捉え方だけで計ると、それは完全な「主観」で、
結局「自分が思うように動いてくれない」と紙一重にも思うし。


難しい。
何か思ってることが上手く言葉に出来ませんが。


「客観」でいくと、「どうでもいい」、この一言です。
エイトのコンサートでどうたらこうたらだから、こんなに深く考えたりしてますが、
別に興味も無いグループやバンドのコンサートで同じことあろうが、
「へー、別に私は行かないし知ったこっちゃないけどね〜」で完結する。






それより、ブログを拝見してて思ったのが、
すばる君称するところのそれに、固執し過ぎというか、
エイトファンの中ではグローバルスタンダード、みたいな捉え方してる人が多くて、
一種宗教じみていてちょっと怖い。
「ei〜ならこんなことしないはず」とか、
「ei〜ならei〜らしく」とか、
おいおい、いつそれの基準は決まったんだ、
昨今の検定試験ブームにのっかって、エイトファンも検定されんのか?
とか揶揄してしまうぐらい、その言葉が神聖視されてるというか、
そういうのって、同じように好きだとか認めてるって人たちの間では通行手形みたいになるけど、
逆に、それを嫌い、認めないって人を弾き飛ばす左遷通告にもなって、
その言葉を認めてれば、それが免罪符代わりになると、
その言葉にこだわることで、曖昧な線引きを自分に都合のいいように引いてる感じがして、
私みたいにひねくれてそういうラベリングを良しとしない人間には、
ちょっと引いてしまうくらいなんですが。
言葉に魂を吹き込める人の作る言葉が独り歩きし始めると、
こんなにも早いものなのかと、まぁ元より追いかける気はさらさらないんだけど。






何度も、自分にも言い聞かせたけど、
だから一番いいのは、関わらないことなんですよね・・・。