何だかなぁ。

おとんが急に入院して、先月出来上がったばっかりの綺麗な病院で、
大部屋はいっぱいやからって個室に入れられて、
まぁその個室も下手なビジネスホテルよりよっぽど広くて綺麗で、
おとんも綺麗や綺麗やって喜んでるけど、
その病室代、一日5千円、誰 が 払 う と 思っ と ん ねん。
自営業やから仕事せんかったら当然収入やってないのに、
一ヶ月も個室におられたらたまらんのやけど!
お金のことだけやなくって、わんこの散歩とえさあげんのも、
夕方はおとんがやってたのに、おらんから休憩時間にお家に帰ってやらなあかんし、
仕事行く前に病院寄らなあかんし、めっちゃしんどい。
ホンマに冬のボーナスは全部病院代で消えるやん。
考えてもあかんのに、何でいっつも貧乏くじ引くんやろって、
もうホンマ一回でいいから自分だけのために生きる人生を送ってみたい。
いっぱいいっぱい腹立つこともあるのに、理不尽やと憤ることもあるのに、
どっかの神経ぶち切って全てを消したいと思うこともあるのに、
それでも、多分生まれてきて良かったと思ったことの方が多くて、
取り敢えず私をこの世に生み出してくれた事実で、
ほとんどの憤りには蓋を出来るんやけど。
なんつー出来た娘だよ。自分で言うよ。
そんで今のしんどさなんかあの時に比べたら鼻くそみたいなもんやしな。
自分を鼓舞するための言葉を読み返そう。


『困難は人の本当の価値を証明する機会である』
/エピクテトス
『からだの中の情熱がある限りは、天使みたいに善良に暮らすことはできない』
/トマス・デッカー
『若いころに汚された心は、あとで洗い落としてもきれいに落ちるものではない』
/マーク・トウェイン
『不遇とはナイフのようなものだ。刃をつかむと手を切るが、把手をつかむと役に立つ』
/ハーマン・メルヴィル